資格をどう使うか(1)
久しぶりの更新です。
マイコミジャーナルの記事「組織力向上を目指したキャリアパスとスキルとは~キャリアパスの中で活きる資格取得と資格の活かし方」からです。
これは、去る8月4日に行われたセミナーの記事ですが、ダイジェストで書かれているので、ちょっと伝わりにくいところもあると思います。(その場でしか、伝わらないことがどうしてもありますね)
私のセッション部分では、「「資格取得を目的とするのは間違い」と再三強調した。」とあります。まず、「資格とは、なんらかの目的のための手段であり、取得することが目的ではない。それは、多くの人々や組織ではわかっている。しかし、結果的に目的化してしまっている」という事実(これは、資格だけでなく、社会人学生の修士や博士などの学位取得なども同様)を述べました。そのうえで、「なぜ、そのような状況になりがちなのか、どう解決していくのか」という私なりの考えをお話しました。
この問題の解決なくして、人材育成の問題は解決されません。人材の数は増えるかもしれませんが、それ以外の問題(人材の質、ミスマッチ)は解決されません。にもかかわらず、人材の数を増やすことに論点が置かれがちな気がしています。
このテーマは、次回以降も何度か書いていく予定です。
| 固定リンク
| コメント (0)
| トラックバック (0)
最近のコメント