ネット犯罪による損失、日本は8370億円
日経ITproの記事「ネット犯罪による損失は約30兆円、日本は8370億円」からです。
とても、興味深いレポートです。
この記事によると、
シマンテックは2011年9月13日、世界のネット犯罪の直接的な金銭被害額が1140億ドル(約8兆7800億円)との試算を発表した。クレジットカードの停止・再発行手続きにかかる手間などネット犯罪で失われた時間の対価としては、さらに2740億ドル(約21兆1000億円)の損失となる。合計で3880億ドル(約29兆9000億円)がネット犯罪によって、直接・間接的に失われている。この金額はマリファナ、コカイン、ヘロインの闇取引総額である2880億ドル(22兆2000億ドル)を上回るとしている。
<中略>
日本での被害額は直接的な金銭被害が1842億円、間接的な時間の損失による被害が6524億円の合計8366億円と試算している。成人のネット犯罪の被害者数は世界全体で4億3100万人、日本では1150万人と推測する。
とのこと。
日本での被害金額が8370億円、被害者が1150万人という数字は推定値とはいえ、かなりインパクトがありますね。
<参考資料>
・「ノートン ネット犯罪レポート」
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