「情報セキュリティ人材育成プログラム」(案)、公開
内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)の「情報セキュリティ人材育成プログラム」(案)に関する意見の募集からです
「情報セキュリティ人材育成プログラム」(案)が公開され、意見募集がされています。
主な課題が、以下のように整理されています。
情報セキュリティ人材に関する現状と課題
(1) ギャップの拡大
① 情報セキュリティ脅威の高度化・多様化に対応できる人材の不足
② 業種を問わず必要とされる情報セキュリティ人材の不足
(2) 組織のトップの認識不足
(3) リスク対応力の脆弱性
(4) 産学連携の不足(産業界のニーズと教育機関のシーズのミスマッチ)
(5) グローバル化に対応した人材の不足
(6) 諸外国に大きく遅れる我が国の情報セキュリティ人材育成体制
(7) 分野別課題
① 政府機関における人材育成
② 企業における人材育成
③ 大学院における人材育成
④ 大学における教育
⑤ 初等中等教育段階における教育
⑥ 教員の指導力について
情報セキュリティのなかでも、特に私の専門領域の文書なので、じっくり読むとします。
情報セキュリティ人材育成に関しては、情報セキュリティ政策会議が「人材育成・資格制度体系化専門委員会報告書」を2007年1月にまとめています。この際にも「喫急の課題」としていたんですが、それから4年半が経過し「ギャップの拡大」 「大きく遅れる我が国の情報セキュリティ人材育成」となってます。
議論や検討ではなく、もう動き出さないと・・・
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コメント
よく考えてみたら、今年からうちのWGと某大学院との連携って、
産学連携と言えなくもない。三兄弟連携もうまいことやりたい。v(^-^)
投稿: Oh | 2011年6月15日 (水) 20時58分
「産学連携」って、いろんな形があるはずですよね。産からの「講師派遣」、学からは「インターンシップ」というところだけに固執してたりする場合があり、ちょっと視点を変えないと、と思うことも多くあります。
「調査研究」「学習」自体の連携・共有、このあたり全般で考えていくべきだと思っています。
投稿: Hase | 2011年6月16日 (木) 06時10分