枝野官房長官から学ぶ危機管理
最近、一躍脚光を浴びている「日本のジャック・バウアー」こと枝野官房長官。
なぜ、枝野官房長官が脚光を浴び、支持されているのか。
「枝野官房長官から学べる10のこと:危機管理広報の視点から」という記事に、その理由がまとめられています。
1. しっかりとした口調で、ゆっくりと、文節を切りながら説明する。
2. 原稿を読まずに自分の言葉で話す。
3. 記者を指名する際、回答する際に目を見て答える。
4. (放射能漏れしているなどの)可能性を否定せず「可能性はあるが」と受け止める。
5. 専門家の判断が必要な部分については、その旨を述べつつ、自らの見解を示す。
6. 誤解が起きそうなところを繰り返し、説明する。(12日時点の上の動画の冒頭や、15日時点の4号機の火災に関する説明)
7. 最大の関心事といえる放射能の身体への影響についてきちんと説明する(数値だけではなく、放射線を浴びた時間が健康に影響を与えることの説明など。「毎時」が省略されている場合がある)。
8. 質問に対して回避的な答えはせずに、事実ベースでできる範囲の回答をする。
9. スポークスマンとして常に登場する。
10. 国民一人ひとりができることを具体的に説明する(節電に協力を、チェーンメールをしない、買いだめをしない等)。
この記事は、「危機管理広報の視点から」となっていますが、情報セキュリティの業務をするもの全般にも非常に参考になる内容です。
私も、他人に話したり、書いたり、という説明の際には、上記のようなことを心がけたいと思います。
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