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2009年8月 3日 (月)

脱・人月のPBC契約

日経ITproの記事「経産省が脱・人月を目指す「情報システムのPBCに関する調査研究」報告書を公開」 からです。

はい、賛成です。「脱・人月」・・・
システム開発に限らず、IT関連では普及させたい考え方です。
それが、以下の「パフォーマンスベース契約(Performance Based Contracting:PBC)」なのですね。

 PBCではユーザーにとっては「無駄な投資が減る等,適正な価格でのIT投資ができる」,「目的を共有することから,ベンダーの積極性を期待することができる」,ベンダーにとっては「システムの効果に応じた適正な対価を得ることができる」,「人月ベースの契約から脱却することで,付加価値の創出や効率化に対するモチベーションが向上する」といったメリットがあるとする。

 PBCのデメリットとしては,ユーザーにとっては「契約時に価格が確定せず,実績により事後的に価格が変動するため,定額固定契約と比べて予算確保が難しい」,ベンダーにとっては「期待した効果が出せない場合,定額固定契約と比べて収益の縮小となる可能性がある」ことなどをあげている。また,価格を決めるための作業が煩雑となる可能性も指摘している。

 報告書はPBCを適用するための工程を5つのステップに分け,その手順を説明している。5つのステップは(1)目的・効果の確認,(2)情報サービスの価値を測定する指標「キーパフォーマンスインジケーター(Key Performance Indicator:KPI)の設定,(3)価格設定,(4)契約内容の決定,(5)KPIの評価と見直し,で構成される。

 価格モデルは「分配モデル」,「レベル設定モデル」,「目標値達成モデル」の3モデルに分類している。

 「分配モデル」は,PBCによって発生した利益をユーザーとベンダーで分配するもの。発生する利益の例としては事業収益の向上分,コスト削減分などがある。

 「レベル設定モデル」は,KPIの指標値とその範囲を設定し,その範囲ごとに価格を設定するもの。KPIの達成状況に応じて事前に設定した価格を支払う。

 「目標値達成モデル」は,最初に標準工期などKPIの指標値(目標値)を設定し,その指標値を達成できた場合に,ベースとなる価格にインセンティブ分を上乗せして支払うもの。

<参考記事>
「情報システムのパフォーマンスベース契約に関する調査研究」報告書の公表について~経済産業省

「情報システムのパフォーマンスベース契約に関する調査研究」報告書の公表について(PDF形式:12KB)

報告書(PDF形式:2,175KB)

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