「ゴールデンウィーク中はなるべく仕事はしないように、考えないように」と思っていたのですが、結局仕事をしています。
それから、かのジェットコースターの死亡事故では、セキュリティの専門家のはしくれとしていろいろと考えさせられました。
まずは「安全対策」が単なるコストとしてしか捉えられておらず、義務的範囲以上のことはされていないということですね。(「しゃあない、やっとくか」という範囲)
もちろん、「企業価値を高めるための投資」という考え方は全くないようで。
(これは、情報セキュリティでも多いことですけど)
それから法制度の不備も明らかになりました。遊戯施設の乗り物は、すべて「建築物」扱いなのだそうです。
時速100km超、急加速急回転をする、通常の生活で利用している乗り物より危険なものなのにです。
(以下、毎日新聞より)
遊戯施設には「定期検査報告制度」がある。所有者は定期的に検査し、結果を自治体に報告することが義務付けられ、違反すれば50万円以下の罰金。建築基準法施行規則によれば、定期検査報告の間隔は「おおむね6カ月から1年」とされ、実際は自治体の判断に任されている。
問題はここだ。03年にジェットコースター事故が起きた「ナガシマスパーランド」(三重県桑名市)の担当者は「月例点検や日々の点検は各遊園地の任意」と話す。同ランドは、目視と打音による点検を毎朝行い、事故後はすべてを二重チェックにしたというが、別の施設からは「どこの施設も厳重な点検をしているかといえば疑問」という声もある。つまり、法で定められた条件をいったんクリアし、一度建築確認が下りてしまえば、その後の安全管理の多くは所有者の裁量に任されているといえる。
「点検・検査をしている」といっても遊戯施設は、すべて「自己点検・検査」なのですね。
しかも報告は自治体ごとに判断されていると・・・
さらに「安全管理の多くは所有者の裁量に任されている」とは。(つまり、乗せる側の「自由裁量」ということで)
点検や検査が、「自己」で完結してしまう仕組みでは、信頼に耐え得るものではありえません。
(これも、情報セキュリティでもいっしょですけど)
安全保障も、リスク低減に関わる「保証」も、その基準も何もないものだということがわかりました。
この問題に関わる今後の動向は情報セキュリティ専門家としても注目したいと思っております。
最後にこの事故でなくなられた方のご冥福と、ケガをされた皆様の一日も早い回復を心よりお祈りいたします。
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